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マスキングの重要性と落とし穴!

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今回は少しマニアックなお話をしたいと思います。
ブログをお読みになられているお客様には、業界的なお話で難しいと思いますが、
我々コーティング業のお仕事では、かなり重要で、すごく神経を使う作業です。

その作業とは、マスキングです。

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マスキングとは、下地処理作業前に、モール類、樹脂パーツ、各パーツを保護するために、前もって、上記のテープを張り付けて、磨き作業中の、キズつけ防止やコンパウンド付着防止、細かな隙間にコンパウンドが入らないために事前にテープを張る作業です。

コーティングの作業工程にも、色んなやり方が存在します。
磨き後の脱脂工程では、脱脂剤を用いてパネル毎に脱脂をする方法、もう一度洗車にて洗い流しで脱脂をする方法、作業のやり方次第で、マスキングの張り方、方法が変わってきます。

パネル毎に脱脂剤を用いて脱脂をするやり方では、磨き作業中に出るコンパウンドの磨きカス(白に粉)が、ありとあらゆる隙間に入らないようにするため、車全体のありとあらゆる隙間をマスキングしていきます。

洗車にて脱脂をする方法は、隙間に磨きカス(白い粉)が入っても、水でしっかりと流す事が出来るので、マスキングも最小限にておこなえます。
マスキングは脱脂作業の工程のためにあるわけではなく、あくまでも各パーツを守るためにおこなう作業です。


それでは本題に入りたいと思います。

マスキングは各パーツを守るためと言いましたが、守るためなら、マスキングはしっかりと、ありとあらゆる箇所をマスキングした方がいいと思いますよね!

そこには、落とし穴が沢山、隠れているのです。

マスキング作業をおこなった方には、少なくとも経験した事があると思いますが、一番よくあるケースが
新車まもないお車のモールにマスキングを張り、はがしてみると、マスキングのあとが付いてしまって、落ちない

サイドステップにマスキングを張り、はがしてみると、薄いゴム部のパーツが一緒に剥がれたきたなど経験があると思います。

また新車のみならず、低年式車、旧車、再塗装車、外車に多く見られる、塗装の剥がれです。
このように!

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この状態で樹脂パーツを保護するために、マスキングをおこなうと、はがした際に塗装も一緒に剥がれてきます。
プラモデルを塗装したり、ペンキ塗りをして、保護テープを剥がした際に一緒に剥がれた経験はないでしょうか?
コーティング作業の中でも、それと同じ事が起こります。

じゃーマスキングは出来ないの?パーツを傷つけてしまうでしょ?疑問もでますよね!

リボルト沖縄では、なにをするにも、よく考えて作業をします。
上の写真のような状態ですと、マスキングは避けて、各種小道具を用いて、綺麗に磨き上げていきます。
マスキングをする際には、テープの粘着力を落として、その磨く箇所だけにマスキングをし、磨き終わるとすぐにマスキングをはずします。剥がす時もゆっくりと!勢いよくとると、最悪塗装までとれてしまいます。
最初に車、全体にマスキングをしてしまうと、長時間放置する事になり、モール類、樹脂パーツがテープの、のりで変色し、跡が残り、落ちないです。

まだまだ、コーティング=マスキングびっしりという、施工店もございます。
そんな施工店と直接、お話したわけではございませんが、こんなにマスキングして大丈夫なのか、心配にもなります。

マスキングはパーツを保護するために重要です。でもそこには、落とし穴があり、モールを痛めてしまったり、塗装を剥がしてしまう危険性もあります。

リボルト沖縄では、常に高いクオリティーを目指し、常に考えて施工させて頂いております。
たかがマスキング、されどマスキングです。

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作業の一つ一つ、意味があり、そこには危険がある、という意識で取組でおります。